IT用語
アプリケーション・サービス・プロバイダ
2017.08.15
ASPとはインターネット等を通じて、主にビジネス用のソフトを顧客にレンタルする事業者、もしくはそういったビジネスモデルのことです。顧客はWebブラウザなどを通じて、ASPの保有するサーバにインストールされたソフトを利用する仕組みになっています。
企業などで使うビジネス用のソフトは、個々に開発するには莫大な費用が掛かりますが、歯科医なら歯科医用、小売業なら小売業用と、同じ業種なら、ほぼ同じようなシステムを利用することが可能です。
そこで、業種ごとに特化した汎用的な業務用のソフトを、それぞれの企業ごとのサーバやパソコンにインストールしてレンタルするという形のサービスが誕生しました。顧客にとっては、開発費を節約できたり、安定したシステムを利用できたりする利点があります。 これが、インターネットの普及とともにASPサービスとして発展しました。顧客は常に最新のソフトを利用できるようになり、しかも個別にサーバを運用したり、アプリケーションのアップグレードに対応したりといった煩雑な管理業務が不要になりました。
同じソフトを多数の端末で利用することの多い企業や官公庁などでは、管理コストの低減やトラブルリスクの排除といったメリットが評価され、ASPによるソフトウェア利用が盛んになっています。
またASPは、現在では企業内だけではなく、企業が個人向けに提供するサービスの一部としても用いられています。例えば、地図の検索表示システムを持っている会社が、そのシステムを不動産情報サイトや飲食店の情報サイトの運営会社にASPの形でレンタルします。一般の利用者はこれらのサイトを利用する際に、地図情報も合わせて利用できるというわけです。
アドレス
2017.08.15
インターネットの分野でのアドレスとは、場合によって、それぞれ示すものが異なります。
メールアドレスとは、インターネットで電子メールを送信するための宛先のことで、英数字と記号で、「ユーザ名@ドメイン名」という形式となっています。
IPアドレスは、Internet Protocol Address(インターネット・プロトコル・アドレス)の略で、インターネットなどのネットワーク上の機器1台1台に割り当てられた識別番号のことで、パケット(通信データ)を送受信するコンピュータや通信機器すべてに個別に割り当てられる住所のようなものです。IPアドレスは例えば、「123.45.67.89」のような形式になっています。
MACアドレスはMedia Access Control Address(メディア・アクセス・コントロール・アドレス)の略で、世界中のEthernetカードに割り当てられている個別の番号で、12桁の値で上6桁(24ビット)はIEEEが管理・割り当てをしている各メーカーごとの固有の番号と、メーカーが独自に各カードに割り当てる番号の組み合わせで、下12桁が各NICの連番で、世界中で同じMACアドレスを持つ通信機器は基本的には存在しない仕組みになっています。
また、WebサイトのURLのことをアドレスという場合もあります。
アクティブウィンドウ
2017.08.15
アクティブウィンドウとは、コンピュータを操作する際、画面上に複数開いているウインドウの中で、利用者が入力などの操作を行える状態にある、一番手前に表示されているウインドウのことをいいます。
コンピュータの同一画面上に、メールソフト、インターネットブラウザ、文書作成ソフト、表計算ソフト等、さまざまなウインドウを一度に表示できるマルチウィンドウ環境において、いくつものウインドウが重なって表示される中、アクティブウィンドウは一番手前に表示されます。また、アクティブウィンドウには、ウインドウ上部や枠の部分に色が付いています。
アクティブウィンドウに対し、利用者が操作を行える状態にないウインドウを「非アクティブウィンドウ」といいます。非アクティブウィンドウをクリックすることで、非アクティブウィンドウをアクティブウィンドウに切り替えることができます。 ただし、切り替えができないタイプのウインドウもあります。この場合、警告音が鳴ったり、ウインドウの上部が点滅したりして、利用者の注意を促すことが多いです。
アクセスポイント(ダイヤルアップ)
2017.08.15
ダイヤルアップのアクセスポイントとは、電話回線を用いてインターネットなどのネットワークに接続する際の接続先のことです。電話回線を用いてインターネットを利用するには、まず、インターネット接続サービスを提供するプロバイダにアクセスすることが必要です。アクセスポイントとは、プロバイダへアクセスするための接続先電話番号、または電話番号が設定されている施設のことをいいます。
プロバイダは、アクセスポイントを全国各地に設置しています。このことにより、ユーザは、利用している地域から距離の最も近いアクセスポイントまでの通信料金を払うことでサービスを利用することができます。
ADSLやCATV、光など、ブロードバンドによるインターネット接続が普及した現在では、これまでの、各地域に設置されていたアクセスポイントを廃止し、距離に関係なく一定金額で接続できる「全国共通アクセスポイント」への移行が進んでいます。
アイコン
2017.08.15
アイコンとは、コンピュータの機能や設定などを、目で見ただけでその内容がわかりやすいように、コンピュータの画面上に小さな絵や記号で表したもののことをいいます。コンピュータの機能のほか、コンピュータに保存された書類やソフトウェアなどもアイコン化されて表示されます。
通常、アイコンを1回クリックすると「選択」、ダブルクリック(すばやく2回クリック)すると「起動」「開く」といった操作になります。
たとえば、デスクトップパソコンの絵が描かれた「マイコンピュータ」のアイコンをダブルクリックすると、コンピュータの中身をみることができます。音量の設定を行うには「スピーカー」の絵が描かれたアイコンを1回クリックします。文章による説明を必要とせず、パソコンの画面上に表示されたアイコンから、その内容を直感的に察することができる点がアイコンのメリットです。
アプリ
2017.08.15
アプリケーションソフトウエアの略。ワープロや表計算、映像や音声再生など、特定の目的のために使うソフトウエアの総称。最近では、スマートフォンなどで利用するソフトウエアを指すことが多い。
インフラストラクチャモード
2017.08.14
インフラストラクチャモードは、「infrastructure(基盤)」という意味を持ち、各端末が無線LANのアクセスポイントを経由することによってデータ通信を行なう通信方式です。
通常の無線LANネットワークは、必ず無線ルータやハブなどの機器(アクセスポイント)を介することでデータ通信を行なっているため、インフラストラクチャモードを用いたネットワークといえます。
これに対し、アクセスポイントを経由することなく端末機器間で直接通信を行う方式のことを、アドホックモードと呼びます。
インターネット
2017.08.14
インターネット(internet)は、世界各地に存在するネットワーク同士を繋げてできた、世界規模のコンピュータネットワークのことで、もともとアメリカ国防総省が軍事利用目的で研究していた、分散型の通信ネットワークが原型となっています。これは、従来の中央集権型の通信網でなく、核攻撃を受けてもシステムを維持するために複数のコンピュータ同士を相互に接続するというものです。
その後、この研究を元に発展した世界各国のネットワークを相互に接続したものが現在のインターネットとなり、1990年以降、パソコンの普及、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)や各種webサービスの登場により利用人口が急激に増加しました。
このインターネットを利用すれば、世界中の人との電子メールのやりとりや、世界中の様々な情報を取得することも、逆に情報の発信をすることも簡単にできます。
近年では、インターネットを利用した多種多様なサービスが提供されています。
例えば、インターネットで買い物が出来るオンラインショップでは、商品の購入手続きだけに限らず、クレジットカード等を利用してオンライン上で決済もできます。また、インターネットを使って教育などを行う仕組みをEラーニングといいますが、そのEラーニングを利用した大学まで登場しています。
インターネットは、今日では、世界規模の情報通信インフラとしての地位の確立だけでなく、テレビやラジオに並ぶ重要なメディアの一つとしても認知されています。従来では、パソコンを用いて利用するのが一般的だったインターネットも、携帯電話、PDA、さらには家電製品などあらゆるものがインターネットに接続出来るようになってきています。今後も、ブロードバンドの普及、コンテンツ技術の発展等によって多種多様なサービスが提供され、利用者から見たインターネットの可能性はますます広がっていくでしょう。
インフラ
2017.08.01
インフラとは、インフラストラクチャー(Infrastructure)の略語で産業や市民生活に必要な公共施設や公共設備などの社会基盤のことです。具体的には上下水道や道路、鉄道、電気、電話、ガス、学校、病院、通信回線などがあげられます。また、インフラはこのような施設や設備などの物理的に存在するものだけでなく、その事業を機能させるための制度などの概念的なものも含まれます。例えば、「教育のインフラ」と言った場合には、校舎などの物理的な施設だけでなく、人材確保や教師養成の仕組み、教育の制度、組織構造なども含めた概念としても使われる言葉です。
また、こういった公共のものだけでなく、企業などで、例えば社内LANなどは「社内のインフラ」といった言い方もし、企業などの施設や設備などを指す場合もあります。
インフラと似た概念として「ライフライン(lifeline)」という言葉がありますが、ライフラインは、英語では生命線や命綱のことで、日本では、現代人が日常生活を送るために必要不可欠な電気、水道、ガス、病院などのインフラを指します。
イーサネット
2017.08.01
イーサネットとは、内部的なネットワークを制御するための方式のことで、インターネットは小規模なネットワークの集合体ですが、その小規模なネットワークにおいて事実上の世界標準とされているのがイーサネットです。逆にいえば、インターネットは世界中のイーサネットの集合体である、ともいえます。
イーサネットでは、同一ケーブルを共有して、複数の機器がデータのやり取りを効率良く行えるよう、通信速度や通信に使用するケーブルの仕様やデータの交換方式が定められています。
速度や通信経路の違いなどによりいくつかの種類がありますが、最も一般的なのは「10 BASE-T」と呼ばれる方式ですが、最近では高速化が進み、「1000BASE-T」などの規格も実用化されています。
コンテンツ
2017.07.28
「中身」という意味の英単語で、情報を記録・伝達する媒体に対して、情報の中身そのもの、すなわち映像や画像、音楽などを指す。例えば、音楽配信サービスで手に入れた音楽データはコンテンツで、それを保存するCDは媒体。
タブレット
2017.07.28
平たい板状のコンピュータ周辺機器などにつけられる名称で、もともとはペンで入力するタイプの装置のこと。最近では、i Padのように、画面を指で触って操作できる、スマートフォンより大型の携帯機器を主に指し、タブレット端末、タブレットコンピュータとも呼ばれる。
Bluetooth(ブルートゥース)
2017.07.28
パソコンや携帯電話と周辺機器などをつなぐ無線通信規格。ケーブルを使わずに機器を接続し、音声やデータをやりとりすることができる。例えば、携帯電話とヘッドホンを接続する場合などに利用される。
LTE(エルティーイー)
2017.07.28
「Long Term Evolution(長期的な進化)」の略語。携帯電話のデータ通信を高速化した規格で、3Gよりも通信速度が速い。NTTドコモの「Xi(クロッシィ)」もLTEサービスのひとつ。
Wi-Fi(ワイファイ)
2017.07.26
無線LANで、相互接続性が認証された製品の名称、ブランド名。限られた範囲でパソコンなどとインターネットを無線でつなぐ「無線LAN」の通称として使われ、Wi-Fiのマークがついた機器同士であれば、問題なく無線接続できることを意味する。
クラウドコンピューティング
2012.12.17
従来は手元のコンピュータで管理・利用していたソフトウエアやデータなどを、インターネット上にある複数のサーバをサービスの形態に応じて利用する方式。システム構成図では、ネットワークを雲=(Cloud:クラウド)のマークで表す場合が多いことからこう呼ばれる。